【体験談】スピード転職、1ヶ月で内定確定したスケジュールを公開

この記事の読者の中には、「今すぐ転職したい!」と考えている方も多いと思います。

しかし、いろんな都合で、現職をやめるわけにはいかず、時間のやりくりに苦労されている方も多いのではないでしょうか?

「それでも少しでも早く転職がしたい!」

そう思って頑張っている方へ

私の転職体験談が参考になればと思い、記事にさせて頂きました。

私は過去4回転職をしていますが、転職期間はすべて1ヶ月程度(5週間)で終えることができました。

特に4回目の転職は50歳を過ぎてからでした。

一般的には転職は難しい…

そう言われる年齢ですが、過去に管理職として面接官をしていたこともあり、企業側が聞きたい知りたいポイントを把握していた事は本当に助かりました。

また、広告に使われるような成功体験記以外の、実際に参考になるようなリアルな転職経験談はネット上にほぼなく、

本気で「最短で転職したい!」

と過去の私のように悩んでいる方の参考になれば嬉しいと思い記事にしました。

ぜひ最後までお読み下さい。

目次

はじめに|最短転職スケジュール

「来月から他の部署に行ってもらうから、準備しておいて。」

ある日突然上司から呼び出しメールが入り、会議室に入ったあとの開口一番のセリフです。

当時、私はある健康機器開発メーカーの開発部の管理職でした。

提示された内容は

・降格
・給与ダウン
・配置換え

明らかな左遷でした…

私は頭が真っ白です。

ドラマの中でしか見た事がなかった事がまさか現実に、しかも自分に起きるとは…

確かに、コロナ禍の中、開発は全てストップ。会社の業績はあまりよくありませんでした。

提案する企画もすべて通らず、実際に動いているプロジェクトは0の状態でした。甘かったです…

「うちは人を遊ばせる余裕はないから」

子会社のサービス部門への異動命令でした。しかも給料は4割カット!

子供達の学費や家の家賃など、生活は余裕がなく、妻もパン屋のバイトで家計を支えてくれていました4割カットはそのまま生活ができなくなる事を意味します。

「わかりました、ではこの会社もう辞めます。」

思わずそんな言葉が口から出てしまいました。

妻にはこれ以上心配はかけられない…

しかし、この会社にいても生活はできない…

給料が減ってから転職活動をしたのでは、ではもう給与を元に戻すことはほとんどできません。

もう、転職するしかない…

給与カットはそれだけ影響が大きいのです。

しかし、家族には心配をかけたくないという気持ちが大きく、妻にはこの事を話すことはできませんでした

私は妻に退職がバレる前に1ヶ月で転職先を探さなければならなくなりました

【最短転職スケジュール】1週目「自己PR・職務経歴書作成」

転職活動のスタートは切られました、もうゆっくりしている暇はありません。

まず私が始めたのは自己PRと職務経歴書の作成です。

自己PRについて

自己PRは転職活動の最もベースになるものです。

自己PRで重要なのは、自分が行きたいと思っている業界や業種で活躍していそうな人物になりきって書くのがポイントです。

なぜなら、どんなに素晴らしいスキルや経歴があったとしても、企業が求める人物像に合致しない限り合格することはありません。

そもそも、企業にはこんなスキルのこんな人が欲しいなという漠然としたイメージがあり、それに合致する人が合格するのが転職活動です。

だだ、ここで間違ってはいけないのは、企業側のイメージに合わせ過ぎないことです。

合わせすぎると自分の軸がなくなり、仕事を何で選ぶのか基準がなくなってしまいます。

ですので、自分の強みを最初に考え、この円に重なる企業を増やしていくイメージがよいと考えています。

「自己PRが書けないんです。」

とおっしゃる方の大半は単純に「自己理解不足」です。

しかし、私は断言します

強みがない人間はいません。

自分で自分の強みを正しく理解できてない、あるいは思い出せないだけなんです。

高級なキャリアコーチングは受ける必要がありません。次のような優秀なツールを無料または3000円以下で受ける事ができます。

▼おすすめの無料または安価に使える性格診断ツール
ストレングスファインダー:全世界2500万人が使う才能診断ツール(3000円程度)
16personalities:MBTIをベースにした性格診断、無料で診断可能

これらの結果を利用して、自己分析を深めて、自己PRに活用しましょう!

トピックス:ChatGPTの活用

また、最近の転職市場においてAIの活用は外せなくなってきました。

使い方によっては、自己PR、志望動機の作成にも使える非常に便利なツールです。その使い方を解説した記事をご紹介いたします。

上手く活用してライバルに差をつけましょう!

職務経歴書の作成のポイント

転職活動を行うための最も重要なツールです。

職務経歴書を作成するためにもいくつかポイントがありますのでご紹介いたします。

まず、職務経歴書も応募先の企業で求められそうなスキルや経歴にフォーカスをあてて作成します。

嘘は書いてはいけませんが、どういう切り口で書くかは本人次第です。

もう一つのポイントは職務経歴書の要約文です。

面接官はここを最初に読みます。難解な本文を読むよりも、概要が概要が書いてある要約文を読んで本文を読むかどう決めている人が多いです。

特に1日に何10人も見ている担当者の場合、合否を数秒で判断している場合も数多くあります

要約文を読まれないと本文は読まれないと思って下さい。

「職務経歴書」の本文を一生懸命に何時間もかけて書いた私達からすればとても切ない話ですが、それが現実なのです。

ですから、なおさらのこと「職務経歴書」を書く際には、短時間であなたの魅力が伝わるように工夫して書く事が大事です。

より合格に近づくために、職務経歴書は応募企業別に作成しましょう

同じ職務経歴書を多くの企業に送る方法をおすすめする方もいますが、私はおすすめしません。

同じ業界業種に応募する場合はそれでも良いかもしれませんが、業界業種が違えば活躍している人物像も変わってしまうため、同じ職務経歴書だと面接官には刺さりづらいものになるからです。

確かに合格するかどうかわからないものに時間をかけるのは大変ですが、応募する募集要項にあわせて使う単語やフォーカスする履歴に微調整を加える事をおすすめいたします。

より合格に近づくために、職務経歴書は他人にチェックしてもらおう

もし、”書き慣れていない”というだけであなたに優れた経歴やスキルがあるのに、上手く面接官に伝わらず不合格になってしまったとしたら、それはすごくもったいない事ですよね。

ですので、職務経歴書は必ず第三者に目を通してもらうようにしましょう。

その際のチェックポイントを3つご紹介します。

▼企業に提出する前にチェックしておきたい「職務経歴書のチェックポイント!」
①社内でしか通じない専門用語は使ってないか?
②行きたい業種がイメージできるものか
③読みやすく構成されているか?

特に注意すべきは①番です。長い間同じ企業で働いていると、社内独自の言葉か、社外でも通じる言葉なのかが分からなくなる事が多いです。

特に業界特有の略語に多いです。

その意味でも第三者に職務経歴書はチェックしてもらった方が安心です。

しかしならが、当時の私には誰も職務経歴書をチェックしてくれる人がいませんでした。

そこで私は昔のコーチ仲間に声をかけました。

これまでの経緯や悩みを相談すると、

「俺が支援するよ、いつでも相談相手になるよ」

と言ってくれたました。

「これでやっと本音で相談できる相手ができた」

正直、ホットしました。

【最短転職スケジュール】2週目「エージェントと面談、書類審査へ」  

次にやった事は、転職エージェントへの登録です。

最短転職を狙うなら転職エージェントを活用しよう!

最短で転職を狙うなら、転職エージェントを活用することは必須と考えていまます。

行きたい会社、行きたい業界がはっきりしている場合は転職エージェントをわざわざ使う必要はありません。

転職エージェントに登録するメリットは次の2点です。

▼転職エージェントを使うメリット
①非公開案件を紹介してくれる可能性がある
②面接の日程を応募先企業と調整してくれる
③大量にとき多くの求人情報を集められる

特に①に関して、最短で転職をするためには、より多くの求人を情報を短期間で集める必要があります

また、転職エージェントが紹介してくれる企業は、少なくとも自分自身の経験やスキルにマッチしたものを紹介してくれていますので、合格する確率が高いものばかりです。

これを使わないてはありません。

広く視野を広げると、世の中には多くの優良企業があり、自分のスキルを必要としてくれる企業が見つかるというケースは少なくありません。

▼最短で転職を手伝ってくれる「おすすめの転職エージェント」を紹介した記事になります。

▼転職エージェントに申し込んだが反応のない時に確認する記事はコチラ

転職エージェントとの面談は0次面接だと考えよう

しかし、ここで重要なのは転職エージェントは企業の代理をしてあなたに会っているという事を忘れてはなりません。

ここではあまり詳しく触れませんが、転職エージェントの活動費用を出しているのは求人している企業です。そのため転職エージェントは企業のために少しでもいい人材を選ぶ必要があります。

ですので、転職エージェントに会う時は、0次面接ととらえ、最低限の身だしなみや言葉遣い、会社の悪口などは言わない事をおすすめいたします。

家庭内での変化

この頃になると、なんとなくですが、妻私の異変に気がついているようでした。

「毎晩遅くまでなにしているの?」

ドキっとする言葉をかけられなが毎晩毎晩、エージェントからの返信を待ち、求人広告を見る日が続きました。

トピックス:あなたのSNSは応募企業にみられているのか?

ここでもう一つ重要な注意です!

最近の転職では、ほぼ100%の自分のSNSは企業に見られていると思って下さい

もし、その時に企業が見て不快に思うような投稿があれば、すぐに消しておく事をおすすめします。

私たちが企業研究するように、企業も私たちのことをインターネットで検索しています

本名で検索できるFacebookはもちろんの事、Twitter(X)やInstagramなども整理しておく事をおすすめいたします。

【最短転職スケジュール】3週目「面接準備と一次面接」  

書類審査の結果といえば、3社提出しそのうちの1社だけ1次面接に進む事ができました。

「これでなんとか繋がった…」

退社まであと3週間!

いよいよ面談の日が決まりました。

面接は段取り9割

面接は段取り9割です。特に転職の面接で聞かれる質問の半分以上は決まっています。

企業が知りたいのは極論次の3点です。

①自己PR(どんな強みやスキルがあるのか?)
②志望動機(なぜ我が社を選んだのか?)
③転職理由(なぜ転職するのか?)

私は頻出される質問から、回答を作り準備をつづけました。

ここで重要なのは一貫性です。

どの質問を聞かれても矛盾が内容に回答を準備します。

トピックス:頻出問題は本当に頻出なのか?

頻出問題に対して、本サイトで独自にとったアンケートです。頻出問題は本当に頻出でした。

転職の軸とは?

自己PR、志望動機、転職理由、この3つは実は密接に関係しあっています。これらの共通点を「転職軸」と呼びます。

面接の回答を準備する時はこの「転職軸」も一緒に言語化しておく事をおすすめいたします。

合格率を上げるために、面接練習は必ずしよう!

先日連絡したコーチング仲間に連絡をとり模擬面接の相手をしてもらいました。

「どうして我が社を選びましたか?」
「それはなぜですか?」

事前の練習では完璧だと思っていましたが、いざ模擬面接で行うと言葉が詰まる瞬間がいくつかありました。

また、自己PRや志望動機が甘かったのがわかったことも収穫でした。

トピックス:1人でできる面接練習

模擬練習をする事ができない方はスマートフォンを使って自分の面接の練習を録画する事をおすすめいたします。録画を見返すことで、話し方や表情、ジェスチャーなどを客観的に評価し、改善点を見つけ出すことができます。

面接練習では、声を出してのリハーサルを行うことが重要です。実際に声に出す事で、時間や話すスピードのチェックにもなり、本番で時間が気になり、伝えたい事を伝える事ができなかった!を防ぐ事ができます。

重要:転職の面接は逆質問からが本番!

「他になにか質問はありますか?」

面接の終わりには逆質問の機会があります。これは、自分がその企業に興味をもっている事をアピールする絶好の機会です。

転職者の面接の場合ここからが本番といっても良いでしょう。

そのため、逆質問の問題も面接前にしっかりと準備しました。企業の将来の展望や職場環境、キャリアアップの可能性など、実際に知りたい情報を基に質問を考え、面接官に好印象を与えるとともに、自分が働く場所としての企業の魅力を再確認しました。

重要:1次面接の議事メモを作成する

ここで重要なのは、面接を終えたら必ず、何を聞かれてなんと答えたかをメモしておくことです。

過去私も

「緊張していて何を話したか忘れてしまって…」ということも多かったです。

それでも覚えている限りの事をメモにおこしておきましょう。

そのメモは次の面接対策に使います。

企業側は1次面接の内容を書面におこし、その上司に提出しています

もし次の面接に進んだ時に、1次面接と違った内容を話しては一貫性がたもてません

そのアンマッチを避けるためにも、面接を行なった度にメモを残すように心がけましょう。

【最短転職スケジュール】4週目「二次面接へ進めるか?」  

「1次、合格しましたよ!」

めちゃめちゃ嬉しかったです!

ありがたいことに、1次面接も合格したようです。

捨てる神があれば拾う神あり

そんな言葉も頭をよぎります。

転職活動は、つくづく縁なんだと思います。

次は役員面接です。面接をあと1回合格できれば、内定です。

しかし、役員面接はお目通しだけだからもう受かったも同然という人もいるが、決して油断してはいけません

現に、私がいた以前の職場では2次面接の合格率は50%程度でした。

対策としては、基本的には1次面接と同じでよいのですが、2次面接では特に次の点において気を付ける必要があります。

①1次面接との一貫性を意識する
②より人物重視の質問が多くなる

①については、前の章で説明した、面接メモを見返します。面接で重要なのは一貫性です。

もしここで1次面接と反対な事を言っては信頼損失にもつながりかねません。

めんどくさいとは思いますが、面接を終えるたびにそん面接で何を話したのかメモをとっておくととても便利です。

また、質問内容は1次面接に比べると、自分の仕事観や価値観に関する質問が多くなります。

とくに最近多いのが苦労話を聞く系の面接説が多いです。

具体的な手法として「STAR法」と呼ばれるものがあります。

面接を受ける人は全員知っておきたい、「STAR法」とは?

「STAR法」とは次の4文字の頭文字をとったものです。

Situation:具体的な状況
Task:その時に担当した仕事や課題
Action:その課題に対してどのような行動を取ったか
Result:そしてその結果どうなったか

内容を聞けば、昔から実施されている内容ですが、これらを順番に聞くことで、企業は応募者が過去にどのような挑戦に直面し、それをどのように解決してきたかを具体的に知る事ができます。

行動が細かくわかるので、応募者の問題解決能力や対人スキル、リーダーシップなど、具体的な能力を知ることもできます。

逆に言えば、私たちはこれらのストーリー形式で上手く話すことで、面接官に深く印象を残す事ができます。

【最短転職スケジュール】5週目「内定なるか?」  

「やった!これで繋がった!」

面接の結果の連絡が企業から来るのは一般的には1週間程度だが、今日で2次面接をしてからちょうど1週間だ。

なかなか連絡が来ないとヤキモキして待っていたところでこの連絡をエージェントから携帯にもらいました。

思わず転がってガッツポーズがしたい気分でした。

あとはオファーレターをもらったら、転職活動は終了です。

オファーレターとは?

オファーレターとは、特に形式はありませんが、企業があなたを雇う際の給与や待遇などの条件面が書いてあるものを指します。

自己防衛のためと、給与や待遇のお互いの認識違いによるトラブルを避ける意味でもオファーレターは絶対もらうようにしましょう。

転職活動終了、しかしその前に

後日、給与や待遇の入った書類のPDFがメールで送られてきた。

約束通りの給与待遇を確認し胸を撫で下ろしたが、最後に大事な仕事が残っているます。

それは妻に転職のことを伝えなければ、しかしなんと話を切り出して良いか…

そんなことを悩みがながら電車で帰ってきたらもうすぐ家でした。やっぱり怒っているだろうな。。

「ただいま、実は俺…」

あとがき|最短転職スケジュール

突然の給与カットの辞令から転職活動を余儀なくされ、5週間で内定を獲得できた時の体験談を記事にしました。

各段階で何を気を付けて何をしたのかを特に重要だと感じた部分を記事内で紹介させていただきました。

下記にそのポイントをまとめます。

▼短期転職を実現するための5つのポイント

本記事で紹介した、短期転職を実現するためのポイントを下記にまとめました。詳細は本記事をご覧下さい。

  • 自己PR
    • 応募する業界職種で実際に活躍していそうな人物像をイメージしながら作成する
  • 職務経歴書
    • 職務経歴書は要約文が命、何度も読み返し、面接官がわからない単語を使っていないか確認する。(必要であれば他人に読んでもらう)
  • 転職エージェント
    • 転職エージェントを上手く活用する。求人情報を大量にすばやく集める必要がある。(しかし、転職エージェントは企業の代表として会っている事を忘れてはいけない)
  • 面接対策
    • 必ず事前の模擬面接は行う。相手がいない場合はスマホに録画して見直す。
  • 内定後オファー通知は必ずもらう
    • 内定は口約束では終わらせない。必ずメールか書面で残るものを企業から提出してもらう。

これらのポイントが過去の私のように「1日でも早く転職したい!」と思っている方の参考になれば幸いです。

皆様の転職活動を応援しています。

◆追記

記事を読まれた方の中には

「お前はラッキーなだけなのでは?」

と感じた方もいるかもしれません。

確かにその通りだと思います。

特に、私がラッキーだったと自分でも思うのは
・面接官経験があり書類作成や面接のポイントを知っていた
・本音で話せる相手がいた

ことだと思います。

これらの経験や本音で話せる相手がいなかったらと考えると自分でもぞっとします。

現実にはこれらの経験や支援がなく、不安の中、孤独に転職活動をされている方も大勢いると思います。

しかし、現在の転職活動の仕組みでは、転職希望者が転職のプロに本音で相談できる仕組みはありません

ですので、私は転職のプロが120%転職希望者の事を考えた転職支援を始める事にしました。

「孤独な転職活動を変えたい!」その想いをもって転職支援を行っています。

下記に一部をご紹介いたします。ご興味ありましたらご連絡ください。

目次