本記事では【公平性】の資質について解説致します。
ストレングスファインダー（クリフトストレングス）のテストを受講した人で、自身の資質について「もっとよく知りたい！」と思う人は多いと思います。
しかし一方、ギャラップ社の本やレポートだと少し分かりづらい部分もありますよね。
そこで、本記事では【公平性】の強みや弱み関して、これまでの認定コーチとしての体験もあわせて解説したいと思います。
自身の強みをよく知りたいという人は、ぜひ本記事を参考にして下さい。
ストレングスファインダー【公平性】の特徴とは？
あなたはこんな事ありませんか？
■あなたはこんな事ありませんか？
・何事もバランスを大切にする
・人は地位や役職など関係なく平等に接したい
・特別扱いはするのもされるのも嫌
・個人の意思よりグループの意思の方が大事
・人を公平に扱うのが得意
・ルール守るように指導する事が多い
これらは、【公平性】の代表的な特徴になります。
この中に、あなたに当てはまる事はいくつありましたか？
もし当てはまる事が多ければ、あなたは【公平性】の資質が強い人かもしれません。
ストレングスファインダー【公平性】を理解するための【公式】動画
公平性の解説動画
Galip公式による資質別の解説動画です。
その資質の思考、行動、感情の特徴がよく分かる動画になっています。
ストレングスファインダー【公平性】資質解説
【公平性】を解説いたします。
（本サイト公式インスタグラムから引用）
※Instagramでも資質解説をしていますのでぜひみてみて下さい。
ドメイン
実行力
英語名
Consistency
資質TOP5への出現率ランキング
日本20位/世界23位
解説
【公平性】の資質が高い人は、あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。
出典：Gallup【公式】HP
「公平性」の資質が強い人は、全員が平等で安心するルールを作り効率化を図ることができます。
キーワードは「グループ視点」と「一貫性のあるルール」です。
あなたは、生まれながらに人は平等に扱われるべきという気持ちを大事にしています。
あなたは常にグループ視点でモノごとを見たり判断しています。個人個人の要望よりはグループの利益や目標に重きをもちたいと考えているからです。
【公平性】の英語名はConsistency、一貫性です。
普遍であるモノ、時間や場所、状況や環境に左右されない、普遍なモノを好みます。
一貫性のあるルールもその一つです。一貫性のあるルールは、人柄や役職、あるいは時と場所に左右されない非常にすぐれたツールと考えています。
そのため、【公平性】は平等なルールを作り実行することに長けています。
【公平性】は一貫性のある普遍なルールを作成実行することにより、チームに安心感をあたえモノごとを効率的に推進します。
まさに全員平等のルールの達人です。
ストレングスファインダー【公平性】偉人の言葉から学ぶ
我々は何をするにも、常に自分自身に問わなければならない。もし皆がそうしたら、どんなことになるだろうと。
（ジャン・ポール・サルトル）
【公平性】はこんな感感覚なんでしょうね。
常にグループ目線です。グループの全体最適を意識する才能です。
全人類目線で語るサルトルも【公平性】の人だったかもしれません。グループを超越した人間全体の目線で語られている言葉は凄すぎですね。
ストレングスファインダー【公平性】適職事例
適職一覧
裁判官：
理由：公平性が強い裁判官は、法律に基づいて公正な判断を下すことができます。法廷での証拠や証言を客観的に評価し、正確な判断を行い、社会の公平性と正義を実現します。
人事担当：
理由：公平性を重視する人事担当は、従業員の評価や昇進、報酬について公正かつ透明な基準を設定します。また、労働環境の改善やダイバーシティの推進に努め、従業員が公平な待遇を受けられるように働く。
総務・法務担当：
理由：総務・法務担当は、社内規定や法律に基づいて公平な対応を行い、組織の運営を支援します。倫理規定やコンプライアンスの徹底を図り、公正な業務遂行を促す。
教育者・教師：
理由：公平性を大切にする教育者・教師は、学生一人ひとりに対して公正な評価やサポートを行います。また、教育環境やカリキュラムにおいて、全ての学生が平等に学ぶ機会を持てるように配慮する。
弁護士：
理由：公平性を重視する弁護士は、クライアントの権利を守るために公正な法的サポートを提供します。証拠や証言を客観的に分析し、クライアントに対して公平な判断やアドバイスを行う。
労働組合リーダー：
理由：公平性を大切にする労働組合リーダーは、労働者の権利を守り、公平な労働環境の実現を目指します。賃金や労働時間、労働条件に関する交渉を行い、組合員の利益を公正に代表する。
調停者・仲裁者：
理由：調停者や仲裁者は、紛争当事者間の公平な解決を図る役割を担います。公平性を重視することで、当事者双方に対して公正な判断を下し、円満な解決に導く。
企業倫理・コンプライアンス担当：
理由：企業倫理・コンプライアンス担当は、組織内での公平性と倫理を実現する役割を担います。社内ポリシーや法律に従って公正な業務遂行を促し、違反があった場合は適切な対処を行います。
人権活動家：
理由：人権活動家は、社会における公平性と正義を追求します。差別や人権侵害に対して立ち上がり、公平な社会を構築するために、啓発活動や政策提案などを行います。
公務員：
理由：公務員は、国や地方自治体の業務を公平かつ公正に遂行する責任があります。予算配分や政策決定、サービス提供など、公平性を重視した業務遂行が求められます。
スポーツ審判・レフェリー：
理由：スポーツ審判やレフェリーは、競技を公正に進行させる役割を担います。公平性を重視してルールを適用し、選手間の公平な競技環境を維持することが求められます。
ストレングスファインダー【公平性】得意な事・強み
あなたが心地よいと感じる時は「平等である事」と「ルールが機能している事」です。
そのため仕事や会社において
✅作業標準手順の作成
✅平等に仕事を割り振り効率的に進める
✅業務ルールを実行管理する業務
などが得意という人が多いです。
ストレングスファインダー【公平性】苦手な事・弱み
一方、あなたがパフォーマンスを出せない場面として「特別扱いが多い環境」や「ルールがない無秩序な状態」が、考えられます。
例えば、
✅作業手順書が決まっていない仕事
✅個人によって業務負担のムラが多い職場
✅一貫性がないリーダーのもと働く
✅個人の意見がグループの意見より尊重されるチーム
など、一貫性がない、あるいはグループの視点からは平等と考えられないような環境では力を発揮する事はできません。
才能を強みに｜強みと弱みは一体
「強みと弱み」は同じ。
これは、ストレングスファインダーを使いこなす大事なメッセージです。
強みと弱みは面裏、実は同一の才能です。
あなたが弱みと感じるのは、強みが出過ぎた時。その時の環境や状況、相手によって、強く出過ぎた状態ではなかったでしょうか。
ですので、決して弱みを消そうとしてはいけません。
強みも一緒に弱くなっていきます。
キーワードはアクセルワークとブレーキワークです。
どんなに高性能な車でも、アクセルを踏みっぱなしでは危険です。早く走るには同時にブレーキワークを覚える必要があります。
あなたの才能や資質も同じです。
車は道や状況にあわせてアクセルとブレーキをコントロールします。
資質や才能は環境や相手にあわせてアクセルとブレーキを使い分ける事が重要です。
アクセルとブレーキ両方を踏みっぱなしになる事がないようにコントロールを身につける。
それはあなたの才能や資質を強みに変える重要なスキルです。
ストレングスファインダー【公平性】を活用するためのヒント｜やる気スイッチ
繰り返しにはなりますが、あなたが心地よいと感じるのは「平等な状態」と「ルールがある状態」です
この状態を意識的に作る事で【公平性】のやる気スイッチが押される可能性がグッと高くなります。
下記は一例です。
✅チームで仕事をする時はルールにも仕事をさせる
✅作業手順書がなければ、自分で作成する
✅グループ視点でモノごとを考える
「公平性は」無秩序な状態よりは一貫性のあるルールのある環境でグループ視点でモノごとをみる事で本来の力を発揮する事ができます。
あなたならどんなやり方が思いつきますか？
ストレングスファインダー【公平性】まとめ
【公平性】を活用し、あなたの強みを活かして下さい。
■【公平性】とはこんな人
・全員平等のルール使いの達人
■概要
「公平性」の資質が高い人は、あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。
■得意な事
✅作業標準手順の作成
✅平等に仕事を割り振り効率的に進める
✅業務ルールを実行管理する業務
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