短所は思いつくんだけど、長所が思いつかない…
とお悩みの人へ
「短所を長所に変換する言い換え10選」をご紹介します。
転職活動中を始めると必ず課題になるのが「長所短所」問題です。
必ず面接で聞かれる質問としても有名で、多くの転職希望者の頭を悩ましてきました。
本記事では、
・なぜ企業は「長所短所」を質問するのか?
・短所を長所にする言い換え例10選
・あなたの長所を簡単に見つける方法
について解説いたします。
最後に「あなたの強みを活かす転職方法」についても解説していますので、ぜひ最後までお読み下さい。
私たちは、「人の強みを発見するプロコーチ」のGallup社の認定コーチです。これまで数多くの「強み発見」を通じて転職支援を行ってきました。その活動の中で得た知識や経験に基づき解説させて頂きます。
なぜ面接で「長所短所」が多いのか?
それはズバリあなたの「人柄を知りたい」からです。
面接時間は限られています。「長所短所」の質問は、その限られた時間の中で「人柄を知れる」最も効果的な質問だからです。
面接官が「人柄を知りたい」理由は次の二つです。
①どういう人物像なのか?
多くの会社では、1人で仕事をする事はなく、上司や同僚と協力して仕事を進めることが求められます。その時に、自分の長所短所を理解し、どのように立ち振る舞う人物かを確認しています。
また、自分の短所を話す事はとても話しづらい事だと思いますが、その話しづらい事を客観的にとらえているか(分析力)、その時にあなたがどのような思考や行動をとる人物か(課題解決力)をみています。
③会社の社風にあうか?
会社によって求める人物像は違います。自発的に仕事をする事が求められる職場もあれば、常に指示を仰ぐことが必要な職場もあります。論理性を重視する職場もあれば、人間性を重視する職場もあるでしょう。
その人の人柄を「長所短所」の質問をすることにより社風にあうかを確認しています。
応募先の会社のホームページなどには、社是やミッションなどの社風に関するヒントが掲載されている事が多いので、応募前には必ず確認しミスマッチがないようにしましょう。
そもそも長所短所とは?
そもそも、長所短所とは?なんでしょうか。
実は、「長所と短所は同じものなんです。」
というと戸惑う人も多いかもしれません。
「あなたの弱み」とは「あなたの強み」の裏返し
私たちは、その時の環境や相手によって「あなたの強み」がひっくり返ってしまったものを「弱み」と呼んでいます。
長所も短所も同じです。
使い方によっては「良」でも使い方によっては「悪」となるのが長所短所です。
長所が短所になるもの
例えば、下記のような事例を考えてみて下さい。
①レース場で最高速で走れるスポーツカーは細い商店街の道はどうでしょう?
②最高級の料理に使う良く切れるナイフも工作には使ったらどうでしょう?
人間だって同じです、環境や相手によって強みが弱みになり、長所が短所になります。
短所を反対側からみれば「あなたの長所」が見える
あなたの短所も同じです、長所が環境や相手により裏返ってしまったものが「あなたの短所」です。
つまり、「あなたの短所」を反対側から見れば「それがあなたの長所」です。
短所を長所に変える10選
下記は短所を長所に言い換える10選です。
短所 | 長所 | |
---|---|---|
せっかち | → | 仕事が速い |
優柔不断 | → | 慎重 |
一人で抱え込む | → | 責任感が強い |
行動的 | → | 行動的 |
我が強い | → | 主体的 |
負けず嫌い | → | 向上心が強い |
こだわりが強い | → | 仕事が丁寧 |
気まぐれ | → | 柔軟 |
主体性がない | → | 協調性がある |
人見知り | → | 人と深い関係性を作れる |
理屈っぽい | → | 論理的 |
いかがですか?
短所を反対側から見れば長所になることを理解していただけたでしょうか。
あなたの強みを活かす転職
私たちは、だれにでも強みや才能があると考えています。
ただ、多くの人が理解していなことですが、
才能や強みは使う場所があってこそ才能です。
前例のスポーツカーのように、
レース場でこそ最大限の力を発揮できる。と理解することが「あなたの強みを活かす」第一歩になります。
転職・就職活動も同じです。
■「あなたの強みを活かす」3STEP
STEP1:自分の強みや弱みを理解する
STEP2:それがどのような環境で発揮されるのかを理解する
STEP3:自分でその環境(会社や仕事)を選ぶ
この3ステップが「あなたの強みを活かす」転職方法です。