30代で事務職を辞めたい?転職で後悔しないためのポイントとは【もと面接官が解説】

・キャリアアップの道が見えない
・給与がなかなか上がらない
・同じ業務の繰り返しで、成長を感じられない

そんな気持ちを抱えているのは、決してあなただけではありません。

私自身、面接官としてたくさんの転職希望者と向き合ってきましたが、30代の事務職の方が転職を考える理由は、ほとんど共通しています。そして、その悩みを解決する方法もまた、ちゃんとあるんです。

「転職するかどうか、まだ迷っている」
「どんな選択をすればいいかわからない」

そんな気持ちを抱えているなら、まずは焦らずに 「今の仕事に対して、どんな違和感を持っているのか?」 を整理してみましょう。

マルキ

転職はゴールではなく、人生をより良くするためのひとつの手段です。

だからこそ、「本当に必要な選択は何か?」を一緒に考えていけたら嬉しいです。

それでは、30代の事務職が転職を考える理由と、その解決策についてお話ししていきますね。

目次

1. 30代の事務職 のあなたが転職を考える理由とは?

「このままでいいのかな?」

そんなふうに思う瞬間が増えてきたのは、きっと30代になって、少しずつ“未来の自分”がリアルに感じられるようになったからかもしれません。

20代の頃は、「とにかく目の前の仕事を頑張ること」がすべてだった。だけど、30代になると「この先もこの仕事を続けていくのか?」と考え始めますよね。

仕事に不満があるわけじゃない。

でも、このまま何年も同じ業務を繰り返す未来を想像したときに、ちょっとだけ不安になる。

「私の人生、これでいいんだっけ?」

マルキ

そんなふうに思ってしまうのは、きっとあなたが「もっといい未来を作りたい」と思っているからなんだと思います。

転職するのか、今の仕事を続けるのか。その答えはひとつじゃない!

だからこそ、この章では今の自分の気持ちを整理して、30代の転職の課題について一緒に考えてみましょう。

1-1. 30代事務職の現状と課題

事務職の仕事は、企業を支える大切な仕事です。でも、一方で「キャリアの選択肢が少ない」と感じることがあるかもしれません。

▼30代事務職が感じるよくある課題

給与・キャリアアップの限界を感じる
仕事が単調でやりがいを感じない
しかしスキル不足でも転職に挑戦できるのか?

長く勤めても、昇給や昇進の機会が少ない。新しい業務に挑戦する機会がなかなか訪れない。

「このままずっと、同じ業務を繰り返していくのかな?」

そう思ったときに、自分のキャリアの先が見えにくくなることがあります。

「これまでやってきたことの中に、活かせるものが必ずある。」

そう思うだけで、少しだけ気持ちが軽くなるかもしれません。

1-2. 【30代の課題①】給与・キャリアアップの限界を感じる

「ずっと頑張っているのに、給与があまり変わらない。」

事務職は、営業職や技術職と比べて給与の伸びが遅い傾向があります。

長年働いていても、大きな昇給がない。昇進のチャンスがほとんどない。頑張っても評価されづらい。

気がつけば、「このまま続けていても、収入はほとんど変わらないんだろうな」と、うっすらと感じるようになってしまう。

だけど、決して「今の自分がダメだから」ではないんです。ただ、自分がいる場所が、今の自分に合っていないだけなのかもしれません。

スキルアップできる環境に身を置けば、経験を積みながら、もっと自分の価値を高めることができる。

「このままでいいのかな?」と思ったときが、次のステージに進むタイミングなのかもしれません。

1-3. 【30代の課題②】スキル不足でも転職に挑戦できるのか?

「私、事務職しか経験がないけど、他の職種に転職できるのかな?」

そう不安になる気持ち、すごくわかります。

でも、事務職の経験は、決して「他では通用しないスキル」なんかじゃない。むしろ、いろんな職種で活かせる能力をたくさん持っているんです。

▼事務から狙える他の職種

営業職 :事務職で培ったサポート力や調整力が強みになる
カスタマーサポート : 電話・メール対応の経験が活かせる
IT業界のバックオフィス : データ管理や分析のスキルを応用できる

「この仕事しかやったことがない」ではなく、「この仕事で培ったスキルを、他の分野で活かす」 という視点を持つと、転職の可能性がぐっと広がる。

自分がこれまでやってきたことを、少しだけ別の角度から見つめてみる。

そうすることで、「思ったよりも、私のスキルっていろんな場面で役に立つのかもしれない」と感じられるはずです。

1-4. 【30代の課題③】仕事が単調でやりがいを感じない

「毎日同じことの繰り返しで、成長している気がしない。」

事務職の仕事は、データ入力や書類作成、電話対応など、ある程度ルーチン化された業務が多い。

もちろん、それが得意な人もいるし、「安定して働けるからいい」と思える人もいる。

でも、「もっと新しいことに挑戦したい」「自分の成長を感じられる仕事がしたい」と思うようになったら、それはきっと「自分をもっと活かせる場所がある」ということなのかもしれません。

マルキ

あなたの「もっと成長したい」という気持ちは、決して間違っていないです。

2. 30代の女性が転職を成功させるための基本3つのポイント

30代の女性が転職を成功させるためには、「これまでの経験をどう活かせるか?」を考えながら、適切な職種を選ぶことが重要です。

未経験の職種にも挑戦できるけれど、完全にゼロからスタートするよりも、事務職の経験が活かせる仕事を選ぶと、よりスムーズに転職を進めることができます。

「今の働き方を変えたいな」と思ったときが、新しい道を探し始めるタイミング。

焦らず、自分のペースで準備をしながら、「これならやってみたい」と思える仕事を見つけていきましょう。

あなたの転職が、これからの人生をより良くするきっかけになりますように。

マルキ

今まで積み上げてきたものをどう活かしていくか、どんな働き方をしていきたいのか。一緒に整理しながら、3つのポイントを解説いたします。

2-1. 【ポイント①】事務での経験を未経験職種に活かす事を考えよう!

「事務職しか経験がないけれど、未経験の職種に転職できるのかな?」

そんな不安を感じるのは、とても自然なことです。

でも実は、事務職で培った経験は、いろんな職種で求められているんです。たとえば、

▼事務職の経験が活かせる職種
営業職(顧客対応の経験を活かして活躍)
カスタマーサポート(電話・メール対応スキルが活かせる)
人事・採用担当(事務職での管理業務の経験が役立つ)
Webマーケティング(データ入力や分析のスキルを応用)

こういった仕事は、事務職のスキルを応用しながらできる仕事のひとつ。

「事務職しかやったことがない」じゃなくて、「事務職で培ったスキルを、別の仕事に活かす」という視点で考えてみると、思ったよりも可能性が広がるかもしれません。

2-2. ポイント②】キャリアエージェントを上手く活用しよう!

転職って、自分だけで進めると「本当にこれでいいのかな?」って迷うことが多いですよね。

そんなときに活用したいのが、転職エージェント。

・「自分の市場価値ってどのくらい?」
・「未経験でも採用されやすい業界ってどこ?」
・「私の経験を活かせる職種は?」

こういう疑問に答えてくれるのが、エージェントの強みです。

転職エージェントに相談するメリット

・非公開求人を紹介してもらえる(一般の転職サイトには出ていない求人がある)
・履歴書や職務経歴書の添削サポートが受けられる
・面接対策をしてもらえる(模擬面接やフィードバックがある)
・自分に合ったキャリアプランを一緒に考えてくれる

「どの転職エージェントがいいのかわからない」という人は、30代女性向けのエージェントを活用するのがおすすめ。

▼30代向けおすすめ転職エージェント一覧

リクルートエージェント(求人数が豊富で、30代向けの転職サポートが手厚い)
パソナキャリア(女性のキャリア支援に強い)
マイナビエージェント(30代の転職に特化したサポートがある)
type女性の転職エージェント(ワークライフバランスを重視した求人が多い)

エージェントによって、得意な業界や職種が違うので、複数登録して比較しながら活用してみるのもおすすめです。

2-3. ポイント③】女性が働きやすい人気の職種から転職先を選ぼう!

「事務職の経験を活かしながら、無理なく転職できる職種が知りたい」

そんな人向けに、特に30代女性の転職で人気のある職種を紹介します。

事務職経験を活かせる転職先TOP3

  1. 総務・人事・経理
    事務職で培った管理能力や調整力を活かせる仕事。長く働ける職種で、経験を積めばキャリアアップのチャンスも。
  2. カスタマーサポート・カスタマーサクセス
    事務職での電話・メール対応のスキルが活かせる職種。未経験でも採用されやすく、在宅勤務が可能な企業も増えている。
  3. 営業事務・貿易事務
    事務職の経験を活かしながら、より専門性の高い分野へシフトできる仕事。外資系企業の貿易事務などは、英語スキルがあれば年収アップのチャンスも。

「仕事も大事だけど、プライベートの時間も大切にしたい」

そんな人におすすめなのは、以下のような職種です。

ワークライフバランスが取りやすい職種

・在宅勤務が可能な事務職(リモートアシスタント・経理サポート)
・時短勤務が可能な企業の一般事務・営業事務
・土日休み&残業少なめの企業の総務・人事職

最近は、「リモートワークOK」「フレックス勤務OK」など、柔軟な働き方ができる企業も増えているので、求人を探すときは、そういった条件をチェックしてみるのもポイントです。

3. 30代が事務職からの転職を有利に進めるための準備

事務職からの転職を成功させるためには、まず必要なスキルや資格を整理し、自分の経験を最大限にアピールする準備をすることが重要です。

マルキ

ここでは、転職に必要なスキルや資格、企業にアピールできる経験の整理方法、活用すべき転職サイトについて詳しく解説します。

3-1. 【準備①】スキルや資格をとって活かす

もちろん、パソコンができる、資格があるなどのスキルがあれば、転職は有利に進めることができます。

ここでは、事務職から転職する際に、持っていると有利なスキルや資格を紹介します。

何が有利かを知っておくことで、より効率的に転職活動を進めることができます。

◆ 転職に有利な資格・スキル一覧

Excel・PowerPoint・Word(MOS資格)
事務職の仕事では、ExcelやPowerPointを使う場面が多いため、基本的な操作だけでなく、データ分析やマクロの知識があると評価が高まります。MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格を取得しておくと、スキルの証明として役立ちます。

簿記(日本商工会議所簿記検定2級・3級)
経理や財務関連の職種へ転職を考えている場合、簿記の資格は大きな強みになります。特に、簿記2級を取得すると企業の経理職への転職がしやすくなります。

TOEIC(英語スキル)
外資系企業や貿易事務、海外顧客対応のある事務職への転職を考えるなら、TOEICのスコアが求められることが多いです。600点以上を目指すと有利になります。

秘書検定
秘書業務や総務・人事系の職種への転職を考えている場合、秘書検定の資格を持っていると企業からの評価が高まります。特にマナーやビジネススキルを証明できる点が強みになります。

資格を取る時間がない、または資格がなくても転職したい場合は、事務職の経験を活かせる職種を選ぶことが重要です。

◆ 急いで転職したい方必見!資格なしでも転職できる職種を紹介!

営業アシスタント・カスタマーサポート(顧客対応の経験を活かせる)
総務・人事・労務管理(事務の管理業務の経験が活かせる)
IT業界のバックオフィス(データ入力やシステム管理の業務)
マーケティングアシスタント(Excelスキルやデータ分析スキルを活かせる)

特に、Excelや事務処理能力が活かせる職種では、資格がなくても経験が重視されることが多いため、これまでの実務経験をどのようにアピールするかがカギになります。

3-2. 【準備②】自身の経験の中で企業にアピールできる経験を掘り起こす!

転職活動を成功させるためには、企業に「採用したい」と思わせる職務経歴書を作成することが重要です。そのためには、まず自分の強みを整理し、事務職の経験を最大限に活かせるようなアピールポイントを作る必要があります。

職務経歴書に書くべき強みの整理方法

「どんな業務をどのくらいの期間やっていたか」を明確にする
定量的な成果を盛り込む(業務効率○%向上、コスト削減○円など)
業務改善に取り組んだ経験をアピールする

例えば、単なる「データ入力業務を担当」ではなく、
「Excelを活用し、データ入力のミスを30%削減する仕組みを構築」
のように、業務内容だけでなくどんな工夫をしたのかも記載すると、採用担当者の目に留まりやすくなります。

30代の事務職ならではの経験をアピールする方法

30代になると、企業は「即戦力」を求める傾向が強まります。そのため、「事務職として、どのような強みがあるか?」 を明確に伝えることが大切です。

業務の効率化に貢献した経験(マニュアル作成、ツール導入など)
チームをサポートする力(調整役としての経験、社内コミュニケーションの工夫)
新しい業務に挑戦した経験(経理補助、人事アシスタントなど、事務職の枠を超えた仕事)

「サポート業務だから目立つ成果がない」と思いがちですが、業務改善やチーム内での役割など、しっかり言語化すると強みになります。

4. 30代が未経験の職種への転職を成功させる3つのコツ

未経験の職種に挑戦することは、30代の転職では決して珍しいことではありません。

マルキ

むしろ、これまでの経験やスキルを活かしながら、新たなキャリアにチャレンジすることは、将来の選択肢を広げる大きなチャンスになります。

ただし、未経験の職種に転職するためには、適切な職種選びや求人の見極め方、面接での自己PRなど、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、未経験から転職を成功させるための具体的な3つのコツについて解説します。

▼30代が未経験の職種への転職を成功させる3つのコツ
・パソコン得意な人はそのスキルを活かそう!
・未経験歓迎の求人を探そう!
・書類選考、面接対策を十分に行おう

4-1. 【転職を成功させるコツ①】パソコン得意な人はそのスキルを活かそう!

事務職の経験がある人にとって、パソコンスキルは大きな強みになります。特にExcelやデータ入力のスキルは、多くの職種で求められるため、これを活かせる仕事を選ぶと、未経験でも転職しやすくなります。

データ分析・マーケティングアシスタントなど

データ分析(データアナリスト・マーケティングリサーチ)
データ入力や管理の経験を活かし、ExcelやGoogleスプレッドシートを使って市場調査や分析を行う仕事です。特に、マーケティングリサーチやデータアナリストの職種は、未経験でも基礎的な分析スキルがあれば挑戦できる場合があります。

Webマーケティング(SNS運用・広告管理)
事務職でのPCスキルを活かしながら、企業のWeb広告運用やSNSマーケティングの仕事に携わることも可能です。未経験からでも学びやすく、企業によってはOJTでスキルを身につけられることもあります。

カスタマーサポート(リモートワーク可能な職種も多数)
パソコンを使ったメール対応やデータ入力のスキルを活かし、カスタマーサポートの仕事に転職する人も増えています。未経験でも研修制度が充実している企業が多いため、挑戦しやすい職種のひとつです。

4-2. 【転職を成功させるコツ②】未経験歓迎の求人を探そう!

未経験の職種に転職する際は、「未経験OK」と記載されている求人を探すことが基本ですが、単に「未経験OK」と書かれているからといって、すべての求人が適しているとは限りません。

◆ 「未経験OK」の求人を見極めるポイント

研修やOJT制度が整っているか
未経験者を積極的に採用している企業は、教育プログラムが充実していることが多いです。入社後にスキルを学べる環境が整っているかどうかを事前に確認しましょう。

「未経験OK」=即戦力を求められる場合もある
一部の企業では、「未経験OK」と書かれていても、実際には即戦力を求められることがあります。求人の仕事内容や応募要件をしっかり読み、どの程度のスキルが求められているのかをチェックすることが大切です。

企業が求めるスキルセットをチェック

未経験者向けの求人でも、企業が求めるスキルセットにはある程度の共通点があります。例えば、以下のようなスキルが求められることが多いです。

・基本的なPCスキル(Excel・Word・PowerPoint)
・コミュニケーション能力(顧客対応やチームワークが必要な職種)
・学ぶ意欲(新しい業務に柔軟に対応できる姿勢)

転職前に、これらのスキルを磨いておくことで、未経験でも採用される可能性が高まります。

4-3. 【転職を成功させるコツ③】書類選考、面接対策を十分に行おう

未経験の職種に転職する場合、面接でどのようにアピールするかが成功のカギを握ります。特に、転職理由や自己PRの伝え方を工夫することで、採用担当者に「この人なら活躍してくれそうだ」と思わせることが重要です。

転職理由の伝え方

未経験職種への転職では、「なぜこの業界・職種に挑戦したいのか?」という質問が必ず聞かれます。ここで、以下のような伝え方をすると好印象を与えることができます。

・これまでの経験と新しい職種の共通点を示す(「事務職で培ったスキルを○○の分野で活かしたい」)
・業界や職種についてリサーチしていることを伝える(「この仕事の○○な点に魅力を感じている」)
・単なる「やりたい」ではなく、「このスキルを活かして貢献したい」と具体的に述べる

例えば、事務職からマーケティング職に転職する場合、

「事務職としてデータ管理や分析を行う中で、数字を基にした業務改善に興味を持ちました。マーケティング職ではデータを活用し、より多くの人に魅力を伝える仕事ができるため、これまでの経験を活かしながら新しい挑戦をしたいと考えています」

このように、過去の経験と新しい職種への関連性を示すことで、採用担当者に「この人は活躍できそうだ」と思ってもらいやすくなります。

30代で未経験転職を成功させるための自己PR

未経験の職種に挑戦する際、経験がないことをカバーするためには、「ポータブルスキル(どんな仕事でも活かせるスキル)」をアピールすることが重要です。

・問題解決力(業務の効率化を考えた経験)
・コミュニケーション力(社内外の調整役として活躍した経験)
・主体性(業務改善や新しいツール導入に積極的に関わった経験)

自己PRでは、単に「この仕事がしたい」と言うだけではなく、「これまでの経験を活かして貢献できるポイント」を伝えることが大切です。

例えば、事務職からカスタマーサポート職に転職する場合、

「事務職としてお客様対応を行う中で、相手の要望を正確に理解し、迅速に対応する力を身につけました。このスキルを活かし、カスタマーサポートとしてお客様の課題を解決する仕事に挑戦したいと考えています」

このように、過去の経験を活かしながら、新しい職種でも貢献できることを具体的に伝えることがポイントです。

5. 30代派遣社員が正社員になるための3つのポイント

「派遣社員として働いているけれど、そろそろ正社員になりたい…」
「30代から正社員を目指すには、どんな準備が必要?」

30代になると、「今後のキャリアをどうするか?」と悩む人が増えてきます。
派遣社員としての経験があっても、正社員採用のハードルが高く感じられることもあるでしょう。

マルキ

適切なアピールと準備をすれば、30代から正社員になることは十分可能です!

この記事では、30代派遣社員が正社員になるために押さえるべき3つのポイントを解説します。

5-1. 【正社員になるためのポイント①】派遣先で正社員登用の可能性を探る

「そろそろ派遣社員から正社員になりたい」
そんなふうに思ったとき、一番最初にするべきことは、「今働いている派遣先で正社員になれる可能性があるのか?」をしっかり見極めることです。

派遣社員として働いていると、つい目の前の業務をこなすことに精一杯になり、「このまま続けていても正社員になれるのかな…?」と漠然とした不安を抱えてしまいがちです。

でも、大丈夫です。
派遣社員から正社員に登用される可能性がある職場には、いくつかの特徴があります。
まずは、その「サイン」をチェックしてみましょう。

正社員登用の可能性がある派遣先の特徴

長期雇用を前提とした契約をしている企業
派遣先の企業によっては、「将来的に正社員になってほしい人材」を見極めるために、派遣社員を採用しているケースがあります。
もし、長期雇用を前提にした職場なら、正社員登用の可能性は十分にあります。

過去に派遣社員から正社員になった実績がある
「前にこの職場で派遣から正社員になった人はいるのか?」
これはぜひ、確認しておきたいポイントです。
過去に正社員登用の実績がある企業なら、「派遣社員を正社員として迎える文化がある」と考えられます。

正社員登用制度がある企業(求人情報や社内規定を確認)
企業によっては、「6カ月以上の勤務で正社員登用のチャンスあり」といった制度を設けているところもあります。
ただし、「制度はあるけど、実際に登用された人はいない…」という場合もあるので、具体的な実績があるかも確認してみましょう。

派遣先で正社員を目指すためにやるべきこと

「この人なら正社員として働いてほしい」と思わせる働き方をする。

これが一番大切です。
企業側からすると、派遣社員を正社員にするのは、「この人に長く働いてもらいたい」と思ったとき
では、どうすればそう思ってもらえるのでしょうか?

仕事の成果を積み重ね、「この人なら正社員にしたい」と思われるようにする
単に業務をこなすのではなく、「この人がいると仕事がスムーズに回るな」と思ってもらうことが重要です。
たとえば、「頼まれる前に資料を準備する」「他の人の業務が円滑に進むようにサポートする」といった、小さな気配りが積み重なると、周囲の評価が自然と高まります。

積極的に正社員登用の話を聞き、チャンスがあるか確認する
「派遣社員のまま働いていると、会社のほうから声をかけてもらえるのを待つしかない…」と思いがちですが、実はそんなことはありません。
正社員登用を目指している場合、「今後、正社員登用の機会はありますか?」と、自分から確認することも大切です。
何気ないタイミングで上司や派遣先の担当者に相談してみると、意外と具体的な情報が得られることもあります。

長く働きたい意欲をアピールし、会社に貢献する姿勢を見せる
企業が派遣社員を正社員にする理由のひとつに、「せっかく育てたのに、すぐ辞めてしまうともったいない」という思いがあります。
そのため、「ここで長く働きたい」「この職場で成長したい」という意欲を伝えることも重要です。

派遣先で正社員になれるかどうかは、「運」ではなく「戦略」です。

派遣のまま働いていると、「いずれ正社員になれたらいいな」と漠然と考えてしまいがちですが、まずは、自分の職場がどのような方針なのかをしっかりリサーチし、正社員になれる可能性があるかを確認することが大切です。

次の章では、「スキルアップをして正社員になるための準備」について解説します!

5-2. 【正社員になるためのポイント②】転職活動を並行して進める|派遣だけにこだわらない

「派遣先で正社員になれたらいいな」
そう思いながら働いている人は多いと思います。

でも、ずっとそのタイミングを待ち続けているうちに、気づいたら1年、2年と時間が経ってしまった…なんてことも。
ここで大切なのは、「派遣先での正社員登用にこだわりすぎない」 ということです。

正社員登用のチャンスがある職場もありますが、必ずしもその機会が巡ってくるとは限りません。
だからこそ、「派遣として働きながら、並行して転職活動も進める」という選択肢を持っておくことが、キャリアの可能性を広げるカギになります。

◆ 派遣先の正社員登用にこだわりすぎないことが重要

派遣先で正社員になれない可能性も考慮し、転職活動も並行して進める
「この職場で正社員になれるかも…」と思って働いていても、会社の状況や方針が変われば、その道が閉ざされることもあります。
だからこそ、「今の派遣先で正社員になることだけが唯一の選択肢ではない」と考えておくことが大切です。

転職市場での自分の価値を知るために、転職エージェントに相談する
実は、「派遣社員として働いていると、正社員の転職市場の動向がよくわからない…」という人が多いんです。
そこでおすすめなのが、転職エージェントを活用すること
エージェントを利用すれば、自分の市場価値や、30代未経験でも応募できる求人情報を知ることができます。
「今の派遣先にこだわるべきか?それとも他の選択肢を探すべきか?」を冷静に判断する材料にもなるので、一度相談してみるのもいいかもしれません。

正社員登用を待つのではなく、積極的に正社員求人に応募する
「今の会社で正社員登用されるのを待っている」という状況だと、自分のキャリアが企業側の判断に委ねられてしまいます。
でも、転職活動を並行して進めれば、「もし今の職場で正社員になれなくても、他の道がある」という安心感を持ちながら仕事ができます。
それに、転職活動をしてみると意外と「正社員で採用されるチャンスがあった!」というケースも多いんです。

◆ 30代派遣社員が正社員転職を成功させるためのポイント

転職活動を進めるときに大切なのは、「派遣として働いていた経験」を強みに変えること

「派遣だったから正社員になれないかも…」と不安に思う必要はありません。
むしろ、派遣で培ったスキルや経験をしっかり伝えられれば、正社員採用のチャンスは十分あります。

履歴書・職務経歴書をブラッシュアップし、派遣経験を強みとして伝える
たとえば、
「さまざまな職場で業務を経験してきたため、環境の変化にも柔軟に対応できる」
「複数の職場で学んだ業務のノウハウを活かし、効率的に仕事を進められる」
といったアピールができると、即戦力として評価されやすくなります。

「なぜ派遣から正社員を目指すのか?」を明確にし、面接で説得力のある回答を用意する
企業側は、「この人はなぜ正社員になりたいのか?」を気にします。
そこで、
「これまで派遣社員として多様な業務を経験し、より深く組織に関わる仕事がしたいと感じるようになった」
「長期的な視点でキャリアを築いていきたいと考え、正社員としての採用を希望している」
といったように、前向きな転職理由をしっかり伝えることが重要です。

30代ならではの「即戦力としての魅力」をアピールする
30代の転職では、「どれだけ早く職場に馴染み、貢献できるか」が重要視されます。
派遣としての経験がある人は、「新しい環境にすぐ適応できる」「業務の流れを素早く理解できる」といった強みがあるので、それをしっかり伝えましょう。

◆ 「派遣の経験」こそ、転職活動での強みになる

「派遣だったから、正社員になるのは難しいんじゃないか?」

そんなふうに思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。
むしろ、派遣としての経験を「柔軟な対応力」や「即戦力としてのスキル」として伝えられれば、強みになるんです。

たとえば、
「さまざまな職場で業務を経験してきたことで、どんな環境でもすぐに仕事を覚えられる」
「複数の会社で働いた経験があるので、業務フローを改善する視点が身についた」
といったアピールができれば、採用担当者に「この人ならすぐに活躍できそうだな」と思ってもらいやすくなります。

「正社員になりたいけど、どうすればいいのかわからない…」と感じているなら、
まずは、「派遣社員としての経験をどう活かせるか?」を整理し、それを転職活動に活かすことが大切です。

今の派遣先にこだわりすぎず、転職活動も並行して進めながら、
「本当に自分に合ったキャリア」を探していきましょう!

6. 年収アップを目指す!30代の転職で選ぶべき業界・企業

30代になると、「もう少し年収を上げたい」と考えることも増えてくるかもしれません。

これまでの経験を活かしつつ、新しい環境にチャレンジすることで収入を上げることは、決して夢ではありません。でも、やみくもに転職しても年収が上がるわけではなく、「どんな業界・企業を選ぶか」 がすごく大事になってきます。

ここでは、年収アップを目指すために知っておきたい業界・企業の選び方についてお話しします。

 6-1. 転職で年収を上げる!狙い目の業界とは?

「転職して年収が上がる業界ってどこだろう?」

そんなふうに思ったことがあるかもしれません。結論から言うと、年収アップが期待できる業界には一定の傾向があります。

年収アップが期待できる業界TOP3

1. IT・Web業界
未経験からでも比較的入りやすく、スキルを身につけることでキャリアアップの幅が広がる業界。エンジニアやデータアナリストだけでなく、IT事務やカスタマーサポート、マーケティング職でも年収アップのチャンスがある のが特徴です。

2. コンサルティング・金融業界
年収が高いことで有名な業界。経験者向けの求人が多いですが、事務職やアナリスト、営業サポートなど、未経験からでも挑戦できる職種もあります。成果が評価されやすい環境が多く、努力次第で昇給スピードが速い ことが特徴です。

3. 医療・製薬業界
安定性があり、今後も成長が見込まれる業界。特に、医療事務、MR(医薬情報担当者)、ヘルスケア系のカスタマーサポート などの職種は、未経験でも採用されることがあり、スキルを磨けば年収アップの可能性が高いです。

どの業界にも共通して言えるのは、「需要が高い業界には、未経験者を育てる土壌がある」 ということ。だからこそ、「今までと違う業界に挑戦するのは無理かも…」と諦めるのではなく、「自分の経験が活かせる業界を探してみよう」という視点が大事になってきます。

6-2. 年収アップを狙うなら上場企業や大手企業を狙おう!

「やっぱり大手企業のほうが、年収や待遇がいいの?」

そんな疑問を持っている人もいるかもしれません。実際、大手企業や上場企業で働くことには、年収以外にも福利厚生で大きなメリットがあります。

大手企業は給与や福利厚生も違う

年収のベースが高い → 大手企業は給与水準が高めに設定されていることが多く、スタート時点の年収が違うことが多い
福利厚生が充実している → 住宅手当・家族手当・健康保険など、給与以外の部分でも待遇が手厚い
昇給・賞与が安定している → ボーナスの支給額が高めで、定期的な昇給の仕組みが整っている

特に、「30代からの転職」で大手企業に入るメリットのひとつは、安定した給与とキャリアアップのチャンスがあること

ただし、大手企業だからといって必ずしも働きやすいわけではなく、競争が激しい環境だったり、年功序列の文化が残っていたりすることもある ので、そこはしっかりチェックする必要があります。

また、中小企業でも、成長中の企業や外資系企業では、給与水準が高いところもあります。「大手じゃないと年収アップできない」というわけではないので、企業の経営状況や将来性を見極めることも大切です。

6-3. 残業や休日条件良い職場の探し、実質時給をアップする

「年収が上がるのはいいけど、残業が増えるのはちょっと…」

転職するなら、年収だけでなく、「働き方」 も大事にしたいですよね。休暇や残業が少ない企業に転職し、実質の時給をアップするのも手です。

事前にチェックすべき求人情報のポイント

「固定残業代込み」の求人は注意 → 給与が高く見えても、実際には長時間労働が前提になっていることがある
「年間休日120日以上」かどうか → 休日が多い企業は、ワークライフバランスを重視している傾向がある
「リモートワーク可」「フレックスタイム制」の企業を選ぶ → 柔軟な働き方ができる会社は、長く続けやすい

また、実際に働いている人の口コミや、企業の離職率もチェックしてみると、「給与は高いけどブラックだった…」 という失敗を防ぐことができます。

最近は、年収が高くても「残業少なめ」「リモートワークあり」 という求人も増えてきています。「年収アップ」=「忙しくなる」ではない ので、自分に合った働き方ができる企業を探してみましょう。

7. 30代女性が気にする働きやすさと転職先の条件

20代の頃は「とにかく頑張らなきゃ」とか「経験を積まないと」みたいな気持ちが強かったかもしれません。でも、30代になった今は、もっと「自分が気持ちよく働ける環境」を大切にしたい。

そう思うことは、決して甘えではなくて、むしろすごく自然なことです。

ここでは、「働きやすさ」を軸に転職先を選ぶための視点を、一緒に整理していきますね。

7-1. 【転職先の条件①】自由な働き方を可能にする雇用形態がある

「もう少し、自由に働けたらいいのにな」

そんなふうに思ったことはありませんか?

会社員として働くメリットはもちろんたくさんあるけれど、一方で「もっと自分のペースで働けたらいいのに」と感じることもあるかもしれません。

最近は、フリーランスや業務委託という選択肢も少しずつ身近になってきています。

フリーランス・業務委託という選択肢

フリーランスや業務委託の働き方を選ぶと、こんなメリットがあります。

勤務時間や働く場所の自由度が高い(リモートワークやワーケーションも可能)
自分のスキルを活かして仕事を選べる(やりたい仕事だけを受けることもできる)
収入の上限が決まっていない(頑張り次第で収入を増やせる)

でも、一方で、

安定した収入が保証されない(仕事を継続して受けられるかは自分次第)
税金や社会保険の手続きはすべて自分でやる必要がある

などのリスクもあります。

「今の働き方を変えたいけど、いきなりフリーランスになるのは不安…」という場合は、「副業で少しずつ試してみる」という方法もあります。

自由な働き方は、選択肢のひとつ。

「絶対にフリーランスにならなきゃ」と考える必要はなくて、「私にとってちょうどいいバランスはどこだろう?」と、自分の心に問いかけてみることが大切です。

7-2. 【転職先の条件②】土日休みや年間休日120日以上ある

「仕事は大事。でも、プライベートの時間もちゃんと確保したい」

そう思うのは、すごく自然なことです。

30代になると、体力的な面でも「無理をしすぎたくない」と感じる瞬間が増えてくるし、家族や大切な人との時間も、もっと大切にしたくなることがあるかもしれません。

仕事とプライベートの両立を重視する人向け

もし、ワークライフバランスを大切にしたいなら、「年間休日120日以上」の求人を探すのがおすすめです。

完全週休2日制(土日祝休みが確約されている)
年間休日120日以上(休みがしっかり確保されている)
フレックスタイム制やリモートワーク制度がある(自分のペースで働きやすい)

こういう条件をクリアしている求人は、「社員の働きやすさを重視している会社」であることが多いです。

「私、今までずっと仕事を頑張ってきたな」って思ったら、ちょっと立ち止まって、「働き方を調整する」という選択肢を考えてみてもいいかもしれません。

7-3. 【転職先の条件③】口コミが良い企業

転職するなら、「この会社、本当に自分に合うのかな?」っていうのが、すごく大事なポイントになってきますよね。

だれでもブラックな企業は避けたいところです。

求人情報だけを見て決めるのではなく、実際の職場環境を事前にチェックすることも大切です。

口コミ・評判サイトの活用法

最近は、転職者向けに「企業のリアルな情報」がわかる口コミサイトも増えています。

OpenWork(旧:Vorkers) → 社員の本音が詳しく書かれている
転職会議 → 企業ごとの働きやすさや評判がわかる
カイシャの評判 → 企業の内部事情をチェックできる

口コミサイトを活用すると、「求人票には書かれていないリアルな情報」を知ることができます。

例えば、

・実際の残業時間はどうか
・人間関係は良好か
・上司や同僚との関係性

などのポイントを、事前に確認できるんです。

ただ、口コミはあくまで個人の意見なので、すべてを鵜呑みにするのではなく、「参考程度にする」ことも大切です。

最終的には、自分が納得できるかどうか

「この会社、合いそうだな」「ここで働いている自分を想像できるかも」そんな感覚を大事にしながら、転職先を選んでいけるといいですね。

8. 30代後半でも活躍できる職種と新しいキャリア

20代や30代前半の頃は、目の前の仕事を頑張ることで精一杯だったかもしれない。でも、今はちょっとだけ立ち止まって、「自分にとって本当に合う働き方ってなんだろう?」って考え始める時期なのかもしれません。

キャリアチェンジをするのは、決して遅くないし、むしろ今だからこそできることがある。これまでの経験を活かしながら、新しい道を見つけていけるはずです。

8-1. 30代後半に増える転職の理由

「転職を考えるのって、私だけなのかな?」

そんなふうに思ってしまうこともあるけれど、実は30代後半で転職を考える人はとても多いんです。

・今の仕事をずっと続けるイメージが持てなくなった
・キャリアアップしたいけど、今の職場では難しいと感じるようになった
・これまでの経験を活かしつつ、違う職種にも挑戦してみたい

40歳前後というのは、キャリアのひとつのターニングポイント。

「このまま同じ道を進むのか」「新しい道を探すのか」、どちらを選んでも間違いではなくて、どちらも自分らしい選択になるはずです。

転職を考え始めた時に大切なのは、「私はこれから何を大切にしたいのか?」を自分に問いかけてみること。

・収入をもっと安定させたい?
・働き方の自由度を上げたい?
・やりがいを感じる仕事に就きたい?

その答えが見えてくると、「次にどんなキャリアを選ぶべきか」が少しずつ見えてくる気がします。

8-2. 経験を活かせる職種と事務職以外の選択肢

「新しいことに挑戦してみたい。でも、今までの経験が活かせる仕事がいいな」

そう思うのは、すごく自然なこと。

未経験の職種にゼロから挑戦するのは、たしかに不安もある。でも、これまでの仕事で培ってきたスキルを活かせる職種を選べば、新しい環境でもスムーズに活躍できる可能性が高いんです。

例えば、こんな職種なら、事務職の経験を活かしながらキャリアチェンジしやすい。

IT業界のバックオフィス(IT事務・プロジェクトサポート)
Excelやデータ入力のスキルを活かしながら、成長産業のIT分野に携わることができる。未経験からでも挑戦しやすい職種のひとつ。

マーケティング職(SNS運用・広告運用・Webマーケティング)
数字を扱うことが得意なら、マーケティングの仕事にも適性があるかもしれない。データを分析したり、改善策を考えたりする力が活かせる職種。

人事・採用担当
人と関わることが好きなら、事務職の経験を活かして人事や採用の仕事にキャリアチェンジするのもあり。人材育成や採用活動に関わる仕事は、年齢を重ねるほど強みになることも多い。

「事務職だから、他の職種には行けない」と思う必要はなくて、今までやってきたことの延長線上に、新しい可能性が広がっている。

ちょっとだけ視点を変えてみると、「これなら私もできるかもしれない」と思える仕事が見つかるかもしれません。

8-3. 柔軟な働き方が可能な業界の特徴

「仕事は大事。でも、もっと自分らしい働き方をしたい」

30代後半になると、ライフスタイルや価値観が変わってくることもありますよね。

・家族との時間を大切にしたい
・プライベートの時間をしっかり確保したい
・通勤に時間を取られたくない

そんなふうに思うことが増えてきたなら、「柔軟な働き方ができる業界や職種」に目を向けてみるのもひとつの選択肢。

例えば、最近は「フルリモート」や「時短勤務OK」の求人も増えてきています。

フルリモート可能な業界(IT・Web業界、ライティング、デザイン、オンラインアシスタント)
パソコン1台あればどこでも仕事ができる環境が整っている。完全在宅勤務の求人も多く、自分のペースで働ける。

時短勤務が可能な職種(事務職・カスタマーサポート・人事・経理)
家庭との両立を考える人向けに、柔軟な働き方を提供する企業が増えている。フレックスタイム制を導入している会社も多い。

「どんな仕事をするか」だけでなく、「どんな働き方ができるのか」を軸に考えることで、選択肢が広がる。

今の自分にとって、一番心地よい働き方を選ぶことができたら、それはすごく素敵なことだと思う。

まとめ:30代で事務職を辞める前に慎重に判断しよう!

「もう事務職を辞めたいかも…」

そう思うことが増えたなら、きっと何かしらの違和感を感じているんだと思います。

でも、すぐに「転職しなきゃ!」と焦るのではなく、まずは今の自分の気持ちを整理することが大切です。

本当に転職が必要なのか?
「仕事がつまらない」「成長できている気がしない」という理由で転職を考えることもあります。
でも、それは「転職しないと解決できないこと」なのか、「今の職場で工夫すれば変えられること」なのかを、少し冷静に考えてみるのも大事です。

キャリアアップや働き方の改善方法を検討する
・業務の幅を広げることでやりがいを見つけられないか?
・スキルアップして、今の職場で評価される道はないか?
・リモートワークやフレックスタイム制が導入されている会社に転職するのはどうか?

「今の職場ではどうしても解決できない」と感じたら、そのとき初めて転職を本格的に考えても遅くはありません。

転職の準備をしっかり行い、後悔しない選択をする
「転職しよう!」と決めたら、やみくもに応募するのではなく、しっかりと準備をすることが成功のカギになります。

・職務経歴書や履歴書をブラッシュアップする
・自分の強みを整理して、面接でしっかり伝えられるようにする
・転職エージェントを活用して、自分に合った求人を見つける

マルキ

30代の転職は、20代の頃のように「とりあえずやってみる!」ではなく、「自分がどんな働き方をしたいのか?」をじっくり考えることが大切です。

「転職はゴールじゃない」
転職のその先に、「どんな自分になりたいか?」を考えて、後悔のない選択をしていきましょう!

事務職の転職活動に関する情報をもっと知りたい方は、下記の記事で詳しく解説しています。
【未経験もOK!】事務職に転職する成功ポイント10選【もと面接官が解説】はこちら

あなたの転職が、よりよい未来につながりますように!

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