人間関係で仕事を辞めたいと感じたときに読む記事|元面接官が解説

「もう、疲れました」

そんな言葉から始まるキャリア相談が、最近とても増えています。

怒っているわけじゃない。
でも、なぜかずっとしんどい。
誰かに当たってしまう自分も嫌だし、
そんな自分に気づいてもらえない職場も、もう限界かもしれない。

「人間関係で辞めるなんて、逃げなのかな」
そう自分を責めながら、それでも答えが出せずにいるあなたへ。

この記事を書いています。

目次

人間関係で仕事を辞めるのはあり?

まず最初に、結論をお伝えします。

人間関係を理由に仕事を辞めることは、悪くない。
私はそう思っています。

ただ、「辞めて良いパターン」と「辞める前に立ち止まるパターン」 があります。

まずは、心から「辞めていいよ!」と言えるパターンから。

人間関係で辞めていい、5つのサイン

このどれかに当てはまるなら、私は「早めに動いていい」と思っています。

▼人間関係で辞めていい、5つのサイン
☑ 何を言っても否定される職場
☑ 自分が大切にしていることが守れない職場
☑ 自分の得意なことが、まったく活かせない職場
☑ 将来働いている姿が、まったく見えない職場
☑ 何年いても、成長できる環境がない職場

それはなぜか?

これらはすべて、あなたが本来持っている力を、まったく発揮できていない環境のサインだからです。

人は自分の得意なことを活かせる場所で、もっとも成果が出て、もっとも充実感を感じます。
それが真逆の環境に居続けることは、本人にとっても、会社にとっても、消耗するだけ。

「苦手な人間関係も克服すべき」という考え方は間違っていない。
でも、克服するなら、自分の力が活きる環境でやったほうが、ずっと健康的です。

合っていない環境で苦手に挑み続けると、「なんにもできない、生きている意味がない」と追い詰められていく。
私自身も、そんな経験をしました。

だから、価値観も仕事の内容も自分とかけ離れているなら、早めに自己理解を深めて、自分の力が活きる場所に移ることが、人間関係も、充実感も、一気に変えてくれることがあるのです。

まだ辞めない方がよいパターン

こんな状態のとき、今すぐ辞めるのはおすすめしません。

▼まだやめない方がよいと思うパターン
☑ なぜイライラするのか、自分でもうまく説明できない
☑ 転職しても、毎回同じような人間関係の問題が起きる
☑ 「あの人さえいなければ」と思う相手が、職場ごとに現れる

心当たりがある方、正直に言います。

この状態で転職すると
職場を変えても、同じことを繰り返す可能性が高いです。

なぜなら、問題は「職場の人間関係」だけではないから。
自分の「得意なこと・大事にしていること」が、気づかないうちに自分を苦しめる方向に向いてしまっていることが多いのです。

たとえば、クオリティへのこだわりが強い人が、そのこだわりを「周りへの批判」として出してしまっているとき。
責任感が強い人が、誰も頼んでいないのに全部抱え込んで、疲弊しているとき。
人の気持ちに敏感な人が、他人の感情に引きずられすぎて、消耗しているとき。

環境が変わっても、このクセは変わりません。
だから、次の職場でも同じパターンが起きる。

先に変えるべきは、環境ではなく自分の内側です。

その感情の奥に、何がありますか?

「疲れた」「しんどい」「誰かに当たってしまう自分が嫌だ」

その感情の正体は何でしょうか。

多くの場合、それは怒りが形を変えたものです。
表に出てくるのは疲弊や自己嫌悪でも、その奥には「本当はこうしてほしかった」「わかってほしかった」という、叶えられなかった気持ちがある。

その気持ちに気づくことが、状況を変える最初の一歩になります。

怒りの奥に、あなたの強みが眠っている

ここが、今日いちばん伝えたいことです。

職場で感じる怒りや苛立ち。
それは「我慢できない自分」のせいじゃない。

怒りの背景には、必ず「こうあってほしかった」という願いがある。
そして、その願いのほとんどは、あなたの強みから来ているのです。

コーチングのセッションで、よく起きる変化をご紹介します。

上司が話を最後まで聞いてくれなくて、怒りを感じた。
「本当は?」
→ 本当は、自分の提案をちゃんと受け取ってほしかった。
→ それは、アイデアや考えを大切にしたい気持ち、「ちゃんと理解してほしい」という願いから来ている。

同僚の仕事の雑さにイライラした。
「本当は?」
→ 本当は、もっと丁寧に、質にこだわって仕事してほしかった。
→ それは、誠実に、きちんとやり遂げたいという、あなた自身のこだわりから来ている。

残業が多くて、時間が足りないことに苛立った。
「本当は?」
→ 本当は、プライベートも、自分の学びも大事にしたかった。
→ それは、自分の時間と成長を守りたいという、正直で健全な欲求から来ている。


怒りは、「弱さ」ではありません。
怒りは、あなたの強みが「大事にされなかった」ときに出るサイン

そう受け取れると、自己嫌悪が少し和らぎませんか。

自分の強みから、自分に問いかけてみてほしい

怒りを感じたとき、次の3つを自分に問いかけてみてください。

「本当は、どうなってほしかった?」
「本当は、何を大事にしたかった?」
「その気持ちは、自分のどんな大切なものから来ている?」

この3つ目の問いを丁寧に掘り下げることで、自分でも気づいていなかった「本当に大切にしていること」が見えてきます。

怒りの奥に、自分の大切にしているものが見えてくる。
それが見えると、「この環境では活かせないから離れる」なのか、「伝え方を変えればここでも活かせる」なのかが、ずっとクリアになってきます。

「辞める・残る」の二択ではなく、「自分が大切にしていることをどう活かすか」という問いに変わっていく。

それが、私がキャリア相談の場で一緒に向き合っていることです。

一人で考えていても、なかなか見えてこないとしたら

「自分が何に怒っているのかわからない」
「辞めるべきか、残るべきか、ぐるぐるしてしまう」
「自分の大切にしていることが、自分でもよくわからない」

そんな方は、ぜひ一度、話してみてください。

私は、元面接官のプロキャリアコーチとして、
これまで多くの転職相談に携わってきました。
その経験と、強みを活かすための専門的なアプローチを組み合わせながら、
あなたの怒りの奥にある「本当に大切にしていること」を一緒に整理していきます。

怒りを「変えるべき感情」ではなく、「自分を知る手がかり」として使う。
その視点が、じわじわと人間関係も、仕事への充実感も、変えていきます。

転職という決断も、現職に残るという決断も、どちらもあっていい。
その決断が、あなた自身の大切なものに根ざしたものであるように。

あなたの「本当はこうしたかった」という声に、一緒に向き合いませんか。

▼少しでも興味があるという方は、下記の「話して作る職務経歴書」サービス紹介記事をご覧ください

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